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口頭

高分解能パルス中性子回折による結晶PDF解析例

樹神 克明

no journal, , 

対相関関数(PDF)を用いた構造解析手法であるPDF解析による最近の研究成果として以下のものを紹介した。(1)マルチフェロイック物質BiMnO$$_3$$の低対称ドメインの構造及びサイズの決定と、そのドメインの集合から構成される平均(バルク)構造の対称性。(2)巨大負熱膨張物質Mn$$_3$$Cu$$_{1-x}$$Ge$$_x$$Nの熱膨張温度領域におけるG(r)の測定による局所的立方対称性の破れの発見。さらに局所的立方対称性の破れのために$$^{14}$$N核磁気共鳴スペクトルによって検出される$$Gamma^{5g}$$型反強磁性モーメントの温度依存性の決定。(3)海水中に含まれる金を選択的に吸着する機能を持つMn酸化物ナノ粒子の組成及び構造の決定。(4)ナノ粒子のサイズの有限性がG(r)に与える減衰効果を正確に取り込んだPDF解析法の理論的確立。さらにTiO$$_2$$のバルク及びナノ粒子のG(r)の測定結果を用いた、その解析手法の正当性の実験的検証。

口頭

J-PARC偏極中性子反射率計ビームライン建設状況と研究展望

久保田 正人

no journal, , 

J-PARCビームライン17において、垂直型偏極中性子反射率計(SHARAKU:写楽)の設置を進めてきたが、2012年2月より一般共用実験を開始する運びとなった。本発表では、この中性子反射率計の現状と今後の研究展望について発表する。

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